指導案の各観点の解説

まずは子どもの実態を正確に把握

指導案を書くときに1番軸になることは子どもの実態です。それは学力であったり、クラスの雰囲気、全てを総合的にできる限り正確に把握することが大切になります。

それらの総合した子どもについての状況を「児童観」と言います。

本時、本単元で身につけさせたい力

この授業で、もしくは単元を通して、子どもにつけさせたい力とは一体何なのか。また、なぜこのタイミングでその力をつけさせたいのか。それらの根拠を文章として表すのを「教材観」と言います。

つけたい力をどのように、どのタイミングでを分かりやすく記入する部分が教材観となるわけです。

「児童観」「教材観」を掛け合わせた「指導観」

その児童観と教材観をもと、つまり、「この教材をこのタイミングで」「この子どもたちだから」というものを掛け合わせた考えをまとめたものを指導観と呼びます。指導観は一番オリジナリティが必要で、授業を行うクラスの特色をしっかりと踏まえた上で、実施する授業の根拠を述べていくわけです。

計算が苦手な子が多くいるクラスでは、計算をしやすくする手立てや工夫を取り入れたり、事前にアンケートをとり、根拠となる点を整理したりするなど、書く際に工夫が必要となります。

児童観と教材観を楽に書く

何度も指導案を書いていくと、児童観や教材観には毎度同じように記入したり、言い回しが似通っていたりする部分があることに気がつくと思います。

仕事の効率化を進めていくためにも、真似できる所や参考にできる所は真似て、力の入れどころを是非見極めて仕事に励みましょう。

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